住所:鎌倉市大町2-14-30 定休日:水曜日
JR鎌倉駅 徒歩15分 営業時間:12:00~15:00、17:00~22:00
鎌倉駅の周辺は近年観光地化が進み、昔から観光客の多かった小町通りだけでなく周辺の由比ガ浜通りや御成通りなど、以前は住民の生活のための店が並んでいた地域にも飲食店やみやげ物等の店舗が増えています。
しかし鎌倉駅から15分ほど南東に歩いた、大町と言う地域まで来ますとその影響はなく、住宅街が立ち並んだ静かな雰囲気です。
そんな大町で、駅から県道311号線を名越方面に歩き、ローソン近くの「名越」のバス停前に、スペイン料理「カサ・トリアングロ」があります。
一見普通の小さなビルで見逃してしまいそうなのですが、外に出ている旗を目印に中に入ると、カウンター席のみのコンパクトなバルでした。全部で7席しかなく、予約で埋まることも多いそうです。
スペインのビール(500円~)やワイン(ボトルで2500円~)が楽しめますが、カウンター席の後ろに冷蔵庫があり、そこから一人で切り盛りしている店主に注文するものを告げて各自で取り出すスタイルです。
まずは飲み物を楽しみながら、「チーズと生ハム」や「ベーコンと目玉焼きのサラダ」などのタパス(小皿料理)を頂きます。
この後、おすすめの「シーフードパエリア」を注文。サイズもS・Lとありますが今回は2~3人用のLサイズ(2,000円)にしました。少し時間がかかるので前もって頼んでおくとよさそうです。
運ばれてきたパエリアは、ムール貝やエビ・野菜が多く入っており、レモンを絞って戴きます。自家製のトマトソースで仕上げてあり、とても美味しくいただきました。
ちなみに店名の「カサ・トリアングロ」とは「三角の家」という意味だそう。まさに店内も三角形になっており、7人掛けのカウンター席も角がほぼ直角に曲がっているL字型でした。
バス通りに面しているので、概ね車で素通りしてしまう所なのですが、たまには歩いてみるとこういった隠れ家的な店が見つかります。それが観光地鎌倉のもう一つの一面ではないでしょうか。