住所:鎌倉市御成町11-7
JR鎌倉駅 徒歩1分 営業時間:11:30~22:00(L.O 21:00)
鎌倉駅西口、通称「裏駅」を出て目の前に、以前はテアトル鎌倉という映画館がありました。東宝系の映画館で永らく市民に親しまれてきましたが、1988年に閉館となり跡地には現在マンションが建っています。
そのマンションの左脇に小道があり、奥へ進むと左手に古民家が現れます。こちらが映画館がある頃から健在の老舗のお好み焼き店「津久井」になります。
玄関を開けて中に入るとお座敷になっており、靴を脱いで上がります。1階は8つほどテーブルがあり庭を眺めながら頂くスタイルとなっており、まさに古民家的な急な階段を上ると2階席があります。2階は個室が2つあり、7人用と13人用があります。どちらも禁煙席となっており、個室といいながら料理を運ぶ為にドアは開放しておく慣わしになっています。
メニューを見ますと、お好み焼きや鉄板焼き、もんじゃなど、鉄板で頂ける品がたくさんあります。自分で焼くメニューとお店の方が作ってくれるメニューとありますが、まずは自力で出来る品を注文。
こちらは「津久井天」(950円)。牛肉・いか・えび・野菜がミックスされたお好み焼きです。テーブルにあるソースを塗り、鰹節を振ってお好みでマヨネーズをつけて戴きます。
続いて鉄板焼きのメニューから「手羽先ギョーザ」(800円)を。手羽の中に餃子のアンが入っており、ボウルで蓋をするなどして計15分ほど焼いて出来上がります。専用のタレをつけていただく形です。
こちらは「豚焼きそば」(850円)。肉や野菜から炒め、特長のある太麺と共にいただきます。
もう1品、お店の方に作っていただく「豆腐焼」(700円)も注文。こちらは人気商品なので来店時に頼んでおかないと無くなってしまうことも。
まず左のもやし炒めを作り始めます。醤油を垂らしながら作り、その横で豆腐も焼き始めます。
もやし炒めが先に出来上がりますので、小皿に装っていただけます。そちらを戴いていると、豆腐がだんだんと焼きあがってきます。醤油の香ばしい香りが漂います。
ここからが仕上げです。卵を割って鉄板の上で薄皮を作り、その上にねぎを載せた焼豆腐を置いて巻いたら完成。へらを使って手早く作る職人技が光ります。
醤油で味付けされた豆腐と卵は絶品。こちらの津久井に来たらぜひ注文したい一品です。
ドリンク類など他メニューも充実しておりますが、人気店なので料理系は少し来るのが遅いことも。そんな時は注文から早めに来る「ポテトサラダ」(400円)や「鎌倉ピクルス」(400円)がお勧めです。ドリンク類も早めに頼んでおくと待たされずによいでしょう。
お座敷スタイルで戴く昔ながらのこちらの店内は、まるで自宅にいるような寛げる空間が広がっています。